Et★Toiのフランス的日々[L'art de Vivre]

フランスの映画、音楽等のエッセイ/植物を主体とした造形作品・商品企画、及びフランスの伝統色

フランス映画

フランス映画と音楽(2023.11)

5月コンサートのフランス映画等(&音楽) フランス映画と、そこで使用される音楽等をコレクションし、5月のコンサートでは、10曲位の歌唱とピアノ曲をお届けしたが、その中で知られた映画作品について、ご紹介する。 ■パリの空の下セーヌは流れる(1951年) ア…

◆映画と音楽シリーズ - 10.主婦マリーがしたこと(Une affaire de femmes )

◆作品概要: 第二次世界大戦中、ナチ占領下のノルマンディで子育てしながら夫の帰りを待つ主婦マリーが、当時は違法とされていたが、隣の奥さんの堕胎を手伝ったのがきっかけで、貧乏から脱却し、マリーは収入を得て生活力を付け裕福になった。娼婦リュシー…

◆映画と音楽シリーズ - 9. 夜霧の恋人たち(Baisers volés)

◆作品概要: 素行不良から陸軍に入るが兵役不適格者として除隊、ホテルの夜間フロント、探偵事務所、他人に嫌われているという妄想に悩まされた靴店の主人タバール氏の依頼で店員に化けて従業員を調査するが・・。依頼人の妻タバール夫人と恋に落ちる。職を…

◆映画と音楽シリーズ - 8. ロバと王女(Peau d'Âne)

◆作品概要: 王は、王妃の遺言で、王妃と同等の美貌と美徳を兼ね備えた女性としか結婚しないと誓った。亡き王妃との約束を守るためには娘である王女と結婚するしかないという結論に至る。王女は名付け親のリラの妖精の助言を受け、無理難題を王に突き付ける…

◆映画と音楽シリーズ - 6.キングス&クイーン(Rois et Reine)

◆作品概要: 一組の自由奔放な男女とその周辺を描く2部構成のドラマ。パリで画廊を営むノラは、死別した恋人(正式でない夫)との間の子供エリアスを父親のところに預けていたが、父親がガンで余命幾ばくも無いことを知る。そこで、ノラは1年前まで同棲してい…

◆映画と音楽シリーズ - 4.鬼火(Le Feu follet)

◆作品概要: ・ダダイスムの作家ジャック・リゴーの生涯に着想を得たピエール・ドリュ=ラ=ロシェルの小説 Le Feu follet (邦訳:『ゆらめく炎』)をマルが脚本化した。 ・アルコール依存症の男が自殺に至るまでの48時間(~7/23)を、抑制の効いたモノクロ…

◆映画と音楽シリーズ - 2.エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜(La Môme)

◆作品概要: 実在のシャンソン歌手エディット・ピアフの生涯を描く伝記映画。売春宿で育ち、街角でスカウトされて歌手として一時代を築くも愛に恵まれなかったピアフの一生が綴られている。妻子あるボクサーであるマルセル・セルダンが恋人であったが、飛行…

◆映画と音楽シリーズ - 1.パリの空の下セーヌは流れる(Sous le Ciel de Paris Coule la Seine)

◆作品概要: 知合いの男性を訪ね、パリに来たドニーズは、変質者の彫刻家のマチアスに殺されてしまう。犯人を追う警官の弾丸にあたり、工場で働くエルムノーは不幸にも致死の大事故にあう。ドニーズの友人マリー=テレーズの恋人の医学生ジョルジュは、医師…

2月の映画鑑賞 ピックアップ

11日は誕生日で、Facebookの方で、皆様からのメッセージを頂戴しましたので、最近見た、以下の主な映画3本について、簡単にお伝えしました。 ◇ 5月のミル(ルイ・マル) 前に見た記憶があり、パンフレットを買っていたので、気になっていた。2年前の5月に…

さよならベルモンド[2021.9.6]

もう昨年のことになるが、フランス映画等も好きなInstagramのフォロー中の皆様のゴダールの『勝手にしやがれ』のJean Paul Belmondoの写真の投稿があり、9月6日に、同氏が逝去した事を知った。 フランス映画特有のChic, EspritやCoquette, Ennuiを人格化した…

フランスの俳優ミシェル・ピコリの逝去[2020.5.12]

2020年からフランス映画を見まくってますが、何度も登場するミシェル・ピコリ*1氏が5月12日に逝去されたとの訃報あり。後知恵ながら、随分前にみた『5月のミル』の主演だったのだ。最近では、観たいと思っていた『ローマ法王の休日』でも主演。また過去にジ…

F.トリュフォー映画の音楽_作曲家_ジョルジュ・ドルリュー

3/10&12 映画音楽の作曲家ドルリューの命日と誕生日に合わせ、昨年投稿したものをピックアップしました。 ********************************** ジョルジュ・ドルリュー(Georges Delerue, 1925.3.12 – 1992.3.10)は、フ…

今年は、ますますフランス映画通(Cinéphile)へ!

3年前頃から、フランス文学原作の映画を中心に、約500本位の映画を集中して鑑賞してきた。その中でも、南仏の同郷のセザンヌの友人のエミール・ゾラを知り、その関係で画家のマネ等にも興味をもった。 若い時は、ゴダールには興味があったが、今はトリュフォ…

ジョルジュ・オーリック

ジョルジュ・オーリック(Georges Auric, 1899.2.15 – 1983.7.23)は、「フランス六人組」の一人で、映画音楽の大家として知られ、特に『赤い風車(ムーラン・ルージュ)』の主題歌で知られている。批評家としての活動もしていた様。 南仏エロー県(旧ラングド…