Et★Toiのフランス的日々[L'art de Vivre]

フランスの映画、音楽等のエッセイ/植物を主体とした造形作品・商品企画、及びフランスの伝統色

◆映画と音楽シリーズ - 7. 愛すれど哀しく(BUBU)

◆作品概要:

ミラノの純真な洗濯女ベルタはパン職人のブブに恋し、父の反対を押し切りブブの元へ行くが、ブブは働く事が嫌いでベルタを娼婦として働かせヒモに甘んじる。ベルタはピッコロという田舎から出てきた青年と知り合い、お互い惹かれるが・・・。ベルタは性病になり仕事もできなくなり苦悩の日々を送る。★最後は、自分を救える唯一のやさしいピッコロを頼るが、直ぐにブブに見つかり、元の生活に戻される。

 

★主役はタイトルロールではなくカンツオーネ歌手のマッシモ・・の方だった。

★負の連鎖が止まらない映画。パリではなくミラノが舞台。自然主義の文豪のE.ゾラ原作の『居酒屋』(1956年 R.クレマン)は、主人公が洗濯女だったが、同じような負の連鎖の物語。

★この俳優・女優のコンビでは、『わが青春のフロレンス』の方が名画。