◆作品概要:
1889年にモンマルトルにオープンした赤い風車が屋根の上にあるキャバレー「ムーラン・ルージュ」を拠点に活躍し、踊り子たちをモデルに数々のポスターを手掛けたことでも知られる、19世紀末のフランスの貴族出身の画家ロートレックの生涯を描いている。
★足に障害をもった“小さき男”と呼ばれたロートレックは、娼婦、歌手、ダンサー等と親交を持つ。恋人のマリーは、M.ユトリロの母で画家になったS.ヴァラドンのことで、彼女は、複数の画家のモデルをしていた。
★同じ様な作品では、E.ピアフも登場する『フレンチ・カンカン』等がある。
♭音楽について:
「ムーラン・ルージュの歌」は、G.オーリックの作品にジャック・ラリューの仏語の歌詞がついたが、映画ではW.エンヴィックの英詩が使用され“Where is your heart”と題されて挿入されている。