Et★Toiのフランス的日々[L'art de Vivre]

フランスの映画、音楽等のエッセイ/植物を主体とした造形作品・商品企画、及びフランスの伝統色

◆映画と音楽シリーズ - 4.鬼火(Le Feu follet)

◆作品概要:

ダダイスムの作家ジャック・リゴーの生涯に着想を得たピエール・ドリュ=ラ=ロシェルの小説 Le Feu follet (邦訳:『ゆらめく炎』)をマルが脚本化した。

アルコール依存症の男が自殺に至るまでの48時間(~7/23)を、抑制の効いたモノクロームの画面で描く。

 

★この俳優・女優のコンビはルイ・マルの『死刑台のエレベーター』でも組んでいる。モーリス・ロネは、『太陽がいっぱい』、『太陽が知っている』にも出演し、サスペンス系の映画が本領の様。

 

♭音楽について:

サティの「ジムノペティ」と「グノシエンヌ」が使用され、映画全体の憂鬱でアンニュイな雰囲気が出ている。特に「グノシエンヌ」の方は、アランが、Café De Floreで絶不調な精神状況である時に流れてくる。